桜猫日和へようこそ。
当サイトはロマンス小説を公開しています。
R18作品をメインに取り扱っておりますのでご注意ください。

無垢で落ちこぼれな~

帰らずの森の賢者2

 ――そのころ、アンネリーゼはというと。 「今、門をくぐったと思ったのに……ここは、玄関のようですね」  辺りを見回すと、目の前の建物は巨大な木と一体化したものであることがわかる。  貴族の屋敷ほどもある太い幹のあちこちに窓や階段がついて...
無垢で落ちこぼれな~

帰らずの森の賢者

「無事に辿りつけるんでしょうか……」  行けども行けども景色は森の中でなんの変化もない。  そんな状態が一時間ほど続き、アンネリーゼは不安になってきた。 (導きのコンパスがないと『帰らずの森』の賢者には会えないという話だったけど、これで納...
無垢で落ちこぼれな~

座学の女王様4

「ああ……やはり母さんの言うとおりだったな。そのつもりで荷物は準備しておいた。うしろの扉の横に鞄があるだろう?」  学院長の言葉にうしろを振り向けば、旅行用の鞄が置いてあった。 「まぁ……準備の手間が省けました」 「アンネリーゼ、私は無理...
無垢で落ちこぼれな~

座学の女王様3

「……お前は、筆記試験は常にトップで言うことはない……しかし……」 「わたしの実技に関して問題があることは、十分理解しています。……お父さまにはいつも肩身の狭い思いをさせて、ごめんなさい……」  アンネリーゼはこれまで自分が魔法の実技試験...
無垢で落ちこぼれな~

座学の女王様2

「しかもこれで学院長の娘なんだから、笑えるわよね~! 勉強はできるくせに一度も魔法を使えたことが無いんだもの! きゃはははっ!」  さらに別の生徒がつけ加える。 「遠い先祖に竜の血を引く者がいるのに、あなたにはその欠片も受け継がれていない...
無垢で落ちこぼれな~

座学の女王様

 講師の女性らしい柔らかなひとことに教室内がざわめく。  体のラインにゆったりと沿ったロングドレスの上から黒のローブを羽織った理知的な大人の女性だ。 「あの魔法理論のテスト、ありえなくらい難しかったわよ」「俺の耳よ、今こそ外界の雑音を退け...
無垢で落ちこぼれな座学の女王さまは、賢者に迫られて困ってます

無垢で落ちこぼれな座学の女王さまは、賢者に迫られて困ってます

アンネリーゼは魔術師学院に在籍する身でありながら、生まれてから一度も魔法の発動に成功したことがない。 このままでは退学だ。 そんなある日、彼女を案じた学院長である父に呼ばれ「帰らずの森の賢者」を訪ねることになる。 しかし、アンネリーゼを...
雑記

イラスト*アシャン&ダリル

いつもご覧いただきありがとうございます。 今回はアシャンとダリルのイラストです。 この作品は中々良いタイトルが決まらず、何度タイトルを変えたことか(*´ω`*) 無事サイト公開にこぎつけたので、イラストをお披露目(笑) 加工して縮小する...
嘘つき聖女~

悪霊憑きと浄化5

「フリルたっぷりで可愛い……今度作ってみようかな」  思わず作ってしまいたくなるアシャンだ。  しかしよく観察すると、右足の付け根辺りから裾まで、きわどいスリットが入っている。  気をつけて動かないと太腿が見えてしまいそうだ。  少し気が...
嘘つき聖女~

悪霊憑きと浄化4

 神殿内のダリルの執務室から外に出ると、辺りはすっかり日が落ちて真っ暗になっていた。  ぽつぽつと民家の灯りが点っているが、ダリルが手にしたランプがなければ視界が悪いことこの上なかっただろう。  道すがらダリルが話を続ける。 「言うまでも...