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純粋無垢な羽なし娘は~

とかくこの世はいきづらい2

(それでも、わたしが生き続けているのはお母さんがいるからだ。当たり前だといえばそうかもしれないけれど、わたしに翼がなくても愛情をたくさんくれる。それがどんなに嬉しいことか――) 「おはよう、お母さん。足の具合はどう?」  身支度をすませた...
純粋無垢な羽なし娘は~

とかくこの世は生きづらい

 あれは、まだリーティアが幼い頃。 「やーいやーい! 羽なしー!」「できそこなーい!」  少女の前、いや、斜め上空に二人、わんぱく坊主が飛んでいる。  その背中には天使のような翼が生えていて、鳩のようにバサバサと翼をはためかせている。 「...
純粋無垢な羽なし娘は若き宰相に恋をする

純粋無垢な羽なし娘は若き宰相に恋をする

 宰相リュシアンの屋敷でメイドとして働くことになった、未だ恋も知らない純粋無垢な16歳の少女リーティア。翼があることが前提の世界で、翼を持たぬ彼女は周囲に疎外されながら生きてきた。  リュシアンはリーティアを差別することなく普通に接して...
贄の魔導王は~

ノエリア5

「おお、ノエリア。そう嘆かないでおくれ。みんなお前さんのことを心配しているだけなんだよ。もうこの村に独身の若い女性はおろか、結婚していないものは他にいない。相手を探そうにもとなり村まで行かないと見つからない状況だ」 「……心配してくれるの...
贄の魔導王は~

ノエリア4

「余計なお世話だわよ……」  顔を引き攣らせながら朝食を済ませると、回覧板を返すためにノエリアは村長の家へ向かう。  村長の家はノエリアと正反対の場所だ。そのため村中を歩き回る羽目になった。  てくてくと草に覆われた小道を歩いていると、さ...
贄の魔導王は~

ノエリア3

「ごちそうさま。今日も美味しい朝食をありがとう」  食べ終わるとそう言って、ルネはノエリアの手を包み込むように握った。 「どういたしまして。また明日も作ってくるね」  笑顔でそう答えると、ルネはこくりと頷く。 「そういえば今朝、手紙屋さん...
贄の魔導王は~

ノエリア2

「手が……疲れた。わたしにも素敵な旦那さんがいたらメレンゲ泡立てて貰うのになぁ。魔法でメレンゲも作れたら楽なのに」  ノエリアはフライパンを用意し、火を起こすために呪文を唱える。  すると小型の石造りのかまどに火が点いた。 「きゃあぁっ!...
贄の魔導王は~

ノエリア

「あら、卵がないわ。もらってこなきゃ」  ノエリアは琥珀色の瞳を調理台から逸らすと、小さな編みかごを持って外へ出る。  春初めの暖かな風が、彼女の見事なラズベリーのような深紅の髪をさらりと撫でた。  絶世の美女というほどではないが、そこそ...
贄の魔導王は花嫁を溺愛する

贄の魔導王は花嫁を溺愛する

 小さな村で暮らしていたノエリアは、国王の花嫁募集を見て王都までやってきた。 選ばれるはずがないと思っていたのに、ノエリアは王自ら花嫁に選ばれたのだ。 美しいけれど、どこか物憂げな様子の王のことが気になっていくノエリア。 そして、日々共...
雑記

イラスト*アンネリーゼ&リュカ

恒例のようになってきたイラストも3枚目となりました。 今回は「無垢で落ちこぼれな座学の女王様は、賢者に迫られて困ってます」からアンネリーゼとリュカです。 このお話の中では青い髪が特徴の一つです。既読の方はおわかりかと思いますが、魔力の証に...