桜猫日和へようこそ。
当サイトはロマンス小説を公開しています。
R18作品をメインに取り扱っておりますのでご注意ください。

吸血鬼と不良神父~

乾きと熱7

 ミゲルの口から熱い吐息が漏れる。  迫りくる快感に必死に耐えているのだろう。  それでもミゲルは繰り返しマリアを労るように頬に口づけ、痛みに耐える彼女の涙を唇で受け止める。  そんなミゲルの気持ちが心に染み込んできて、マリアの胸が切なく...
吸血鬼と不良神父~

乾きと熱6

「なに言ってるんだ! 私はそんなこと許可してな……ああぁっ……ゃ……っ」  最後まで言わせないとばかりに、ミゲルが自分の昂ぶりをマリアの秘裂に激しく擦り付けた。  十分すぎるほどに潤みきった場所から、ぐちゅぐちゅと淫らな音が立つ。  何度...
吸血鬼と不良神父~

乾きと熱5

「知るか、そんなこと。大体、暴発ってなんだ……」  ミゲルの手が夜着の裾から入り込み、マリアのお腹をそっと撫でた。 「この前はここに出したが、オレはアンタの中でイきたい」「あ……っん……ダ、ダメ……っ」  マリアの白い喉にミゲルの唇が押し...
吸血鬼と不良神父~

乾きと熱4

 肩に置いたマリアの手をミゲルがそっと握り口元に引き寄せる。  そして指先に口づけられた。  それはまるで騎士が王女に贈る誓いのキスのようで、マリアの鼓動がとくんと跳ねた。 「そんなこと無理に決まって……っ、なに、を……」  マリアの言葉...
吸血鬼と不良神父~

乾きと熱3

「言えるわけがない……必要以上に触れるなと言ったのは私だ。どの面下げて言えるというんだ」  必死に堪えるマリアの目に、じわじわと涙が溜まり潤んでいく。 「――いいぜ、吸えよ。吸血鬼なんぞにただの一滴も血をやりたくないのは変わらないが、アン...
吸血鬼と不良神父~

乾きと熱2

 食い入るようにミゲルの男らしい首筋を見つめるマリア。  皮膚の下の血管が等間隔で脈打っているのがわかる。  気づいたときには、マリアはその首筋に指を滑らせていた。  指先から伝わる力強い鼓動は、確かな熱を持って脈打っている。 (なにを迷...
吸血鬼と不良神父~

乾きと熱

 二人が出会った日から三日が過ぎた――。  出会ったその日に身体を重ねてしまった。  そのことに、マリアは少なからず罪悪感を覚えている。 (いくら成り行きとはいえ、この私がこうも簡単に……人間の男などと関係をもってしまうとは――) 「はあ...
吸血鬼と不良神父~

追う者と追われる者7

 ――と、これが二人の出会いだった。 「……今、思い出しても腹が立つ……!」 (しかし殺すわけにはいかない。なにかひと泡吹かせられないものか。いや、一番許しがたいのはサミュエルだ。よくもこんな悪趣味な契約魔法をかけてくれたな! お陰で神父...
吸血鬼と不良神父~

追う者と追われる者6

 マリアの側にしゃがみこみミゲルが顔を覗き込む。  楽しそうなミゲルに対しマリアは余裕がない。  額には冷や汗が浮かび喉を押さえて唇を噛み締める。  自然と視線がミゲルの首筋に向かってしまう。 (生まれてこの方、人の生き血を吸ったことはな...
吸血鬼と不良神父~

追う者と追われる者5

「く……契約が完了してしまったか」  マリアとミゲルをじっと見つめていたサミュエルが呟いた。  彼は今にも襲いかからんばかりの敵意をミゲルへ向ける。  契約が完了したということは、マリアはミゲルの血と精によってしかしばらく生きながらえるこ...