★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

02*潰れたリンゴ

表紙:各話

 この土地はスターフィールド国でもっとも透明度の高い湖のある場所だ。

 回りをぐるりと森に囲まれ傷を癒すのに最適の場所である。

「はあ、女は少ないが空気だけはうまい土地だよな」

 目の前に広がる絶景を見て、退屈そうにため息を吐く王子ラウル。

「もう、王子様ったらぁ。今は景色なんかよりワタシをみてぇ~?」

 女はクネクネと身を捩り、ラウルの首に腕を絡ませ豊満な胸を押し付ける。

 やっぱり巨乳はいい。

 この圧倒的なたわわな乳房は最高に気持ちいい。

 そんなことを思いながら、ラウルは女の尻を撫で回す。

「ああ、悪かったな。さみしかったか?」
「あん、もっと可愛がってくださいませ」

 女は嬉しそうに自ら服を脱ぎ、ぷるるんと大きな乳房を見せつける。

「たまらないな」

 ラウルは女の乳房を舐めあげ、胸の頂を舌先で転がす。

 もう片方の胸を掴むと指の間から収まりきれない柔らかな肉が溢れた。

 胸に指が埋もれていると言った方が適切だろう。

 暫しこの快楽に溺れよう――そう、彼が思ったときだった。

 部屋の扉がノックされた。

「なんだ、今取り込み中だ」

 だがラウルの言葉を遮るように、扉は開かれた。

「おはようございます、殿下。朝食をお持ちしました」
「取り込み中だと言ったのが聞こえなかったのか?」

 そういうラウルの上で、裸の女が「きゃっ」と短い悲鳴をあげる。

 少しは羞恥心があるようだ。

「ちょっと、どういうことよ!?」と言い捨て、服を拾うと女は逃げるように部屋を出て行った。

「あらあら、あんなに急いで帰らなくても服を着る時間くらいあげましたのに」

 ジェシカはあられもない姿で走り去る女に少しばかり同情する。

「おい、俺を無視するな! 貧乳メイド!」

「殿下、今後は女遊びは控えていただきます。王子らしく品行方正かつ規則正しい生活を送っていただきます」

 手押しワゴンをラウルのベッドサイドまで押してくると、どうぞとジェシカはフルーツの盛り合わせをラウルにすすめる。

「一介のメイドごときが俺に指図するなと言っただろう!」
「わたしくしも業務を遂行するだけだ、と申し上げました」
「ふざけるな!」
「ふざけてなどおりません。さあ、早くお召し上がりになってください」
「腹など減っていない!」

 その言葉と同時に、意に反してラウルの腹が盛大な鳴き声をあげる。

 居心地が悪くなる。

 しかしジェシカは聞こえなかったかのように接する。

「さあ、どうぞ」 

 どこまでも人をコケにしやがってと、内心怒り心頭なラウルだが、空腹には勝てずフルーツ盛に手を伸ばす。

 

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王子は巨乳好き~
~桜猫*日和~