★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

「好き」は魔法の呪文13

各話:表紙

「あんっ」

 ぐっと腰を押し付け、根本まで熱を埋め込まれると喘ぎが漏れた。

「ああ、ダメだな……アンタが可愛くて可愛くて堪らない……こんなに一人の女にハマるなんて予想外」

 繋がったままミゲルは上体を倒しマリアの顔を覗き込むと、そのまま彼女の頬に唇を押し当てる。

「ミゲル、そんなに私のことを好きになってくれて嬉しい……あ……っ」

 はにかみながらマリアは彼の首に細い両腕を絡める。

 マリアの言葉に興奮したのか、中にいるミゲルがさらに大きくなる。

「素直になったと同時に煽ってくるなんてな……この心も体も――全部アンタにくれてやる」
「んあっ、は……いきなり、なにを……あぁ……」

 耳元で低めの声で囁かれると、思わず自分の中のミゲル自身を締め付けてしまった。

「……っ、たまんねぇな……」

 ゆるゆると腰を揺らしながら、ふうと熱い息を吐く。

 さっきまでの余裕がなく、快感に抗っている彼の様子が艶かしく感じられてマリアはドキドキする。

 額にうっすらと汗をにじませ亜麻色の髪が数本額に張り付き、緑の瞳は熱く潤んでいる。

 吐息は熱を増し呼気が荒い。なにより重なった肌を通して伝わってくる力強さと、熱さと、汗と彼自身の匂いが混ざった雄の香りにゾクゾクする。

 彼にこんなに淫らで美しい獣のような反応をさせているのが自分だと思うと、興奮せずにはいられない。もっと激しく貪られたいとさえ思ってしまう。

「あ、あ、あ、くぅ……い、はぁ……っ」

 徐々に激しくなる律動にゆさゆさと体が揺さぶられる。

 浅く深く中を突かれ擦り上げられると、腰が震えるのを抑えられない。

 内襞が熱塊に絡みつき、引き込もうと蠢くのがわかり、マリアは少しばかりの羞恥に瞳を閉じた。

 さらに気がつけば胸を揉みしだかれていて、その分快感が上乗せされてふわふわと漂っている気分になる。

 耳のすぐ横にミゲルの顔があり、熱い吐息が首筋を撫でるたびに腰がひくつく。

「マリア……アンタは、……っん……誰のものだ?」

 息を乱したミゲルが、呼吸の合間に問いかける。

 耳にかかる熱い吐息に、下腹に力が入り再びミゲルの熱を締め付けてしまう。

「私は……はぁっ、ミゲルの、もの、だ……あぁんっ」

 言い終わると同時に、ミゲルの熱い楔がよくできました、とばかりに奥を抉った。

「ちゃんと理解してくれて、嬉しいぜ」
「あああっ、まっ、ミゲル、待って……ふあ、あぁ……っ」

 律動が一気に激しくなり、どっと押し寄せてくる快感に意識が追いつかない。

 ゆさゆさと激しく体を揺さぶられ、蜜壺を攻め立てるように突き上げられると、強すぎる快感にぽろぽろと涙がこぼれる。

 マリアの嬌声の合間に、互いの結合部から溢れる愛液が、ぐちゅ、じゅぷ、と卑猥な音を室内に響かせていく。

 そして、マリアの胎内の最も奥にミゲルの熱の先が触れる。

「ひあっ」
「ほら、アンタの一番気持ちいいところ、今から突くぜ」

 わずかに漏れた悲鳴にくすりと笑い、ミゲルは最奥を目がけて一旦腰を引くと、思い切り腰を打ち付けた。

 ズンッと脳まで響くような強烈な突き上げに、眩暈にも似た感覚を覚える。

 さらに追い打ちをかけるように幾度も子宮口を突き上げられ、落雷のように強烈な、けれど甘い痺れがゾクゾクと背筋を繰り返し通り過ぎていく。

 すでに涙をこぼしているが、それでも泣いて逃げたくなるような強烈な快感が途絶えることなく襲ってきて、ガクガクと腰が震え、ぐっと背中がのけぞった。

「あっ、ふあっ、や……っ、ミゲル、はあっ……も、駄目、ダメ……っ、――あぁあぁっ……!」

 視界が真っ白になり、愉悦の海に投げ出された。

 ミゲルの熱い楔を激しく打ち込まれた身体は、いとも容易に昇りつめたのだった。

 しかし、余韻が抜けないマリアの身体は、達したことで熱塊をぎゅっと締め付け引き込むように蠢いている。

 そのあまりの心地良さに、ミゲルもマリアの後を追うように愉悦の極みへ到達した。

「マリア……っ、は、あ……」

 強烈な締め付けを受けながら、ミゲルは彼女の中に熱い飛沫をどくどくと解き放つ。

 自分の中にさらに熱いものが注ぎ込まれ、マリアの腰がビクッと震えた。

「あ、つい……ぁ……っ」

 乱れた息を整えながら、注がれる精をマリアの身体は吸収していく。

(ああ……なんて、熱くて、美味しいんだろう……思考がうまく回らない。ミゲルの精気はどうしてこんなに極上なのだろう)

「おいしい……」

 うっとりと夢うつつになりながら、マリアは呟いた。

「おかわりが欲しけりゃ、期待に応えられるぜ?」

 クスクスと笑いながら、耳元で囁くミゲルの声が遠くで聞こえた気がした。

 

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吸血鬼と不良神父~
~桜猫*日和~