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「好き」は魔法の呪文12

各話:表紙

「ああああっ……――っ」

 あまりにも甘く濃厚な刺激に、マリアの背中が弓なりにのけぞり達してしまった。

 愉悦の波に飲まれ一瞬硬直した体が、一気に脱力する。

 しかし未だ快感の海を漂うマリアの体は小刻みに震えている。

「こんなに献身的な下僕がいて幸せだな、マリアは?」

 クスクスとミゲルが笑う。

 その笑いが少し鼻につくが、くったりとしたマリアは反論する気にもならない。

 早く体の熱い疼きが収まってほしいと願う。

「ぬかせ……はぁ……」

 なんとか絞り出した声はひどく掠れていて艶がある。

 息を整えようと深呼吸すると、豊満な胸が大きく上下し悪戯にミゲルを煽る。

「そろそろオレも気持ちよくなりたいんだけど」

 言いながらミゲルは達して間もないマリアの蜜で溢れた泥濘へ、指を沈めていく。

 形の良い長い指が難なく飲み込まれていく。二本目の指もずぶりと飲み込んでいった。

 それからミゲルの指先はいとも簡単に内側の気持ち良いところを捉える。

 中の蜜を掻き出すように指を動かされると、敏感になっているマリアの腰がガクガクと震える。

「や、待って……今は、まだ……あ、あぁ……っん」
「もう待てない。早くアンタの中に入りたい……」

 じゅぷじゅぷと卑猥な音を立てながら、ミゲルの指が慌ただしくマリアの内壁を擦り上げる。

 激しく指が出入りするたびに、すでに濡れているはずの蜜壺からさらにこぷりと蜜が溢れてくる。

 もうマリアの胎内は十分すぎるほどほぐれていて、あっという間にミゲルの指ばかりか手首まで濡らした。

「あ、あ、ミゲルっ……そんな、激し……っ」

「激しいのイヤ? でもアンタの中はすげぇ喜んでるみたいだけど……ほら、もうオレの指に絡みつこうとしてる」
「言う、な……っ」

 どんな風に自分の体がミゲルに触れられて喜んでいるのか聞かされると、マリアは恥ずかしくてしょうがない。

(これ以上気持ちよくされると、指だけでイってしまう……)

 そうマリアが思ったとき、するりと指が引き抜かれた。

 少し切ない気持ちになったが、それはすぐに期待へと変わる。

 少し息を乱しはじめたミゲルが、ズボンを下ろし下着もすべて脱いで全裸になったからだ。

「マリア……欲しかったらあの言葉を言って?」

 ぐっと腰を抱き寄せられ、ミゲル自身の硬く昂ぶったものが目に入る。

「な、この期に及んでまだ言わせる気か! ふああっ……あ……」

 抗議の声を上げると、濡れそぼった秘裂に熱い先端が、すり、と擦り付けられ喘いでしまう。

(こんなの、卑怯だ。狡い……こんな風にされたら、言うしかないじゃないか。悔しいけれど気持ちよくて早く中に欲しい)

「す、好き。好き、だから早く……っ」
「もっと愛情込めて言ってくれる?」

 言葉だけなら余裕があるように感じるが、わずかに掠れた彼の声は必死にこみ上げる衝動を我慢しているようだ。

 一方マリアはかあっと頬を赤く染める。

 いくら早く入れてほしいからといって、催促するように好きだと言ってしまったからだ。

 そして、ミゲルが自分のことを本当に想ってくれていることが伝わってきて、嬉しいと感じた。

「――ミゲルが好き。今までこんなに誰かを好きだと思ったことはない。初恋かもしれない……私に触れて良いのは、ミゲルだけだ」

 マリアにしてみれば、やはり好意を面と向かって伝えるのは慣れなくて恥ずかしいが、これまで有耶無耶にしてきた想いを伝えることで気持ちがすっきりした。

「……アンタってほんと最高」

 まさかここまで言ってもらえると思っていなかったミゲルは、心底嬉しそうに穏やかな笑みを浮かべる。

 見ているこちらが照れてしまうような、過分に甘さを含んだ笑みに一瞬見惚れ、マリアの胸がキュンと疼いた。

 しかし、思いに浸る余裕はすぐになくなる。ミゲルが己の昂ぶったものを、マリアの蜜を溢れさせる泉へと侵入させてきたからだ。

 焼け付くような硬く太いものが、隘路を押し広げながらゆっくりと内壁を擦り上げる。

「は、ああぁ……んん……っ、ふ……う……」

 ようやく入れてもらえたことで、歓喜の涙がすうっとこぼれおちる。

 自分の中に入りながらどくどくと熱く力強く脈打つものが、焦れに焦れた情欲を満たしていくようで、ものすごく心地良い。

「……アンタのナカ、すっかりオレの形を覚えちまったな……はあ、きもちい……」

 

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吸血鬼と不良神父~
~桜猫*日和~