★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

「好き」は魔法の呪文11

各話:表紙

「……っ」

 その淫らな様子を目の当たりにしたマリアの顔が、一瞬にして朱に染まる。

 屈辱的とも言える羞恥に、どこか嬉しさを感じている自分が居てそれがなおさら恥ずかしいのだ。

 下着と一緒に中途半端にずり降ろされたビスチェ風の上着も剥ぎ取られ、マリアは一糸まとわぬ姿になった。

 ほんのりと桜色に染まった全身からは、甘く誘うような花のような香りが沸き立っている。

 もっと自分を乱してほしいと快感のため熱く潤んだ灰色がかった淡い緑の瞳でミゲルを見つめ、マリアは乱れがちな吐息を濡れた唇から漏らす。

 それはミゲルも同じようで、自分に触れる肌も吐息もかなり熱い。

 再び秘所に顔を埋めるようにして、溢れた蜜を舐めるべく彼は長い舌を出す。

 しかし、後少しというところで動きを止め、マリアをじっと見つめる。

 彼が言わんとすることを察し少々狼狽えたマリアだったが、至近距離で焦れたそこにミゲルの熱い吐息がかかるたびにふるふると腰が震える。

(――あの言葉を言わなければ、触れてもらえない)

「す、好き……ミゲルが好き……っ」

 その言葉を耳にすると、「上出来」とミゲルの目が細くなり、ねっとりと肉厚の舌を這わされる。

 溢れた蜜を吸いながら舐められているため、じゅるり、と卑猥な水音が立つ。淫らな舌は左右の花弁を下からすくうように、幾度も丹念に舐め上げていく。

 そのたびに背筋がゾクゾクするほどの快感に襲われ、マリアの腰がビクビクと繊細に波打つ。

 ミゲルの熱くざらついた舌の感触が心地よくて、もっとと思ってしまう。

「あ、いい……くぅん、……は、ああぁ……んぁっ……」

 あまりにも気持ちよくて、無意識に背中をのけぞらせてしまう。

 そのたびに大きな胸がふるりと揺れてミゲルの情欲を煽る。

「アンタほんとオレに舐められるの好きだよな。ま、オレも舐めるの好きだけど」

 再びミゲルの舌が秘所に触れる。しばし赤く色づいた花弁を這っていたが、つう、と上に移動し秘された官能の花芯の際をなぞった。

「んんんっ、は……あ、あ、ゃっ……ふあぁっ……」

 焦らすように肝心な場所に触れない愛撫に、マリアの腰がビクンと魚のように跳ねる。

 じわじわと強い快感が押し寄せてきて、ものすごくそこが焦れて眉を顰めた彼女の目尻から涙がこぼれた。

 思わず、なぜ最も敏感なそこに触れないのかと恨みがましい視線をミゲルに送ってしまう。

 すると彼はふっと目を細めた。その瞳が、「もう言わなくてもわかってるよな?」と問いかける。

「は……あぁ、好き、好きだから……っ、ミゲル……んぅ……」

 すすり泣くような掠れた声で嘆願すると、花芯にぬるりとした熱が触れる。

 ビクっと腰が跳ねた。舌全体を擦り付け円を描くようにねっとりと舐められると、そのたびに身をよじるほどの快感が全身に広がっていく。

「んっ、んふ……ぁあぁっ、や、そんなに、舐め、るな……っ」

 このままでは軽く達してしまいそうで、思わずマリアは腰を引き上へ逃げようとする。

「ダーメ。逃してやんない」

 口元を釣り上げたミゲルは、逃げようとするマリアの腰を抱き寄せ、最も敏感な小さな芯をちゅっ、と吸い上げる。

「ああっ!」
「アンタのココにいっぱいキスしてやるよ」

 言葉と共にすでに敏感になっている花芯に唇が落とされる。

 唇がそこに触れた瞬間、ビリッと全身を雷のような衝撃が走った。

 幾度も触れるだけのキスを繰り返されると、そのたびに体の芯が熱く疼いて腰がビクビクと震える。

 熱い唇が触れるたびに快感の波が押し寄せてきて、泣きたくなってくる。

「あんっ、やあっ、……っ、駄目、そんな、に……あああっ……ふう、う……」 
「そんなによがってて、なにが駄目なのかさっぱりわからないな」

 キスの合間に告げるミゲルの声は笑み混じりだ。攻撃の手を緩めるつもりは微塵もないらしい。

 今度は、舌先でちろちろとぷっくり膨れ上がった花芯を舐め始めた。

「ひぁ……っ、んく……気持ち、良すぎて、つらい……」

 もうわずかな刺激でもどくどくと強い疼きを訴えられ、今にも達してしまいそうで、マリアはそれを阻止しようとミゲルの頭に腕を伸ばす。

 押しのけるつもりだ。

 しかしそれはあっさり遮られた。

 伸びてきたマリアの手を取ったミゲルが、そのまま指同士を絡めて握りしめたからだ。

 重なった手のひらから伝わってくるミゲルの手の熱さに、マリアはさらに胸の鼓動が増していく。

 

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吸血鬼と不良神父~
~桜猫*日和~