★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

マリアの王子様7

各話:表紙

「あ……いや、なんで……っ」

 狂おしいほど体の奥がじくじくと熱く疼いて、達することが出来なかったもどかしさのために涙がこぼれた。

「なんで? 君が望む通りのことをしたまでだよ。だって、意地悪してほしいんでしょう?」
「はぁ……確かにそう言ったけど……ん……」

 あまりにももどかしくて、マリアは思わず恨みがましい視線をミゲルに送った。

 すると彼はふわりと微笑む。

「不満そうだね。なら、どうしてほしいか言ってごらん……おねだりの仕方は教えたよね?」

 心底楽しそうに瞳を細めながらミゲルはそう口にした。

 驚きにマリアは瞠目する。

(なっ、なんて奴だ。ここでそれを言ってくるのか! そんなこと恥ずかしくて出来るわけ……)

「言いたくないならそれでも良いけど……絶対に、イカせてあげない」

 言葉とは裏腹に酷くやさしい口調で言いながら、ミゲルはマリアの頬を伝う涙をそっと舌で舐め取った。

 その微笑みはまるで甘い毒だ。

 マリアの愛液で濡れた指を舐めて綺麗にすると、彼はマリアの服を花びらを開くように一枚、また一枚と脱がせていく。

 服を脱がされる間も、達することが出来なかったもどかしさにマリアの身体は疼き続けている。

「はあ……」

 服が肌に擦れるだけでも心地よくて、溜息が漏れた。

「そのすごく物欲しそうな顔、すごく可愛い。このまま焦らし続けたらどうなるかな?」

 くすくすと笑いながらミゲルも服を脱ごうと服のボタンに手をかける。

 するとマリアが、弱々しい手付きでミゲルの手を掴んだ。

「だ、駄目だ。服は、そのままで……」
(もう少し王子様のようなミゲルを見ていたい。ああ、かっこいいって罪だ――)

 自分でもこんなことを口走ってしまうなんて思いもしなかったが、ここで脱がれるのは惜しい。

「大層この姿がお気に召したようだ。わかった、ご要望に沿うとしよう」
「ん……」

 ほっとしていると、一糸まとわぬ姿になったマリアの胸にミゲルの手のひらが添えられる。

 豊かな胸を下からすくうように揉み上げられる。

 柔らかな乳房は彼の手の中でふるふると揺れる。

 しかし、すでに立ち上がり始めた胸の頂には少しも触れようとしない。

 それなのにマリアの官能を呼び起こすようにやさしく揉み込んでくるものだから、そこに触れてもらえないもどかしさに、すぐに胸の先端が硬くなった。

「ふふ、少しも触れていないのに君の乳首はもう立ち上がってしまったね」
「くぅ、ふ……お願いだ、触って……」

 焦れた声で言うとミゲルは頷いて、指の腹で胸の粒を下に押し込む。

 そして指を離すと、そこはぷっくりと綺麗に立ち上がっている。

 真っ赤な木の実のようなそれに、ミゲルの舌先が絡みつく。

 そのまま押し潰すように捏ねられ、口の中に引き込まれる。

 強弱をつけてねっとりと吸い上げられると、背中が浮きそうなくらい気持ち良くて、体の奥の熱が増す。

「ああ、可愛いな……」

 自分の下で善がるマリアが愛おしくて、ミゲルは思わず彼女をぎゅっと抱きしめる。

 そのまま、豊かな乳房に顔を押し付けると悩ましげに息を吐く。

「ん……っ、ミゲル……」

 胸にかかるミゲルの熱い吐息にマリアはピクリと体を震わせる。

 広い背中に両手を回して撫でてやると、ミゲルは低い喘ぎを漏らす。

「ヤバイ、入れたい……なんでそんなに可愛いの、アンタ」

 下履きを突き破らんばかりに勃ち上がったものが痛いくらいだ。

 思わず演技を忘れてしまうミゲルである。

 そうして、ゆっくりと顔を上げたミゲルの緑の瞳は、焦れたように潤んでいる。

 その瞳に見つめられると、マリアの鼓動がドクンと跳ね、彼女もミゲル同様焦れてしょうがない。

「オレのほうがアンタにおねだりしそうだ……と、オレは今、王子様だったな」
「ミゲル、欲しい……」
「……欲しいだけじゃわからないな、お姫様。もっとわかりやすく言って?」

 

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吸血鬼と不良神父~
~桜猫*日和~