★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

神父はおねだりをご所望です2

各話:表紙

「にしても酷いな……でかい痣になってる」

 そう、彼の言うとおり、マリアの脇腹と腹部には顔面ほどの大きな痣が出来ていた。

 青紫に内出血しており、見ているだけで痛々しい。

「せっかく綺麗で滑らかな肌なのに……」

 労わるようにミゲルの指先がマリアの肌を掠めるように撫でる。

「……っ」

 声になりきれない喘ぎが、思わずマリアの喉から漏れる。

「と、悪い、痛かったか?」
「いや。触れたくらいではなんともない」

(ああ、私はなんてはしたないのだろう。彼は気遣って触れただけだというのに、それを気持ち良いと感じてしまうなんて。それにしても本当に酷いありさまだな……まあ内出血なら数日で回復するだろうが)

「そろそろお湯が溜まったかな」

 ミゲルは再びバスルームに行き、溜まっているのを確認して蛇口を締めた。

 そして再度マリアの元に来ると、あっさりと彼女の下着を剥ぎ取り横抱きにする。

「洗ってやるよ」
「へっ!? ぅ、いたた……」

 驚きの声をあげると腹部に力が入り、そのせいでまた痣になったところがズキンと痛みを訴えた。

 マリアを風呂用の椅子に座らせ、何度かお湯をかけてやると、ミゲルは泡立てたボディタオルで彼女を洗いはじめる。

「もしかして肋骨も折れてたんじゃねぇの?」
「私がただの人間だったらそうかもしれないな。多分だが骨までは折れてない」

 ミゲルに体を洗われるのが照れくさくて、マリアはなるべく平静を装う。

 しかし、彼の手が胸に達すると鼓動が速くなるのを抑えられなくなった。

 今のミゲルは下心はほとんどなく、純粋にマリアの体を洗っている。

 胸を撫でるように円を描くようにボディタオルで洗われると、なぜか自分で洗うときよりも心地良く感じてしまう。

 恥ずかしいことに、洗われただけで彼女の胸の先端はぷっくりと立ち上がってしまっていた。

 それが余計にマリアの羞恥を煽る。

 しかしミゲルは気付いているだろうに、そのまま鳩尾、お腹の順に洗っていく。

 そして背中、腰、と洗い、そのまま彼女の脚の付け根へと手を進める。

「……脚閉じられたら、洗えないんだけど」
「そこは、自分で……」

 体を重ねているときならともかく、そういう雰囲気でもなく秘所に触れられるのは酷く恥ずかしいと思うマリアだ。

 思わず顔が赤くなってしまった。

「わかった」

 穏やかな返事と共に、ミゲルはマリアの太腿から爪先までを丁寧に洗っていく。

「……どうしてこんなに親切にしてくれるんだ」

 ただ洗われていると、会話が途切れると非常に恥ずかしくなってきて、マリアは苦し紛れに質問する。

「そりゃあ目の前に美女がいて予想外に負傷してたら、これくらいするねオレは。それにしても本当に綺麗な脚だな。ただ細いだけじゃなくて、太腿はむっちりしてるのに足首はキュッと引き締まってる。好きだな」

「それはどうも……」
(いかん。なんか調子が狂う。今まで外見を褒められたことがないわけじゃないのに……こいつに言われると落ち着かない)

 恥ずかしいのと嬉しいのが混ざったような気分になる。

 不意にボディタオルを手渡される。

 秘所以外は洗い終えたということだ。

「あっちを向いていろ」
「へいへい」

 さすがに秘所を洗うところを見られるのは恥ずかしいので、マリアはミゲルに背を向けさせている間に洗った。

「もういいぞ」

 マリアが洗い終えてそう言うと、ミゲルは洗面器にお湯をすくい肩から泡を流していく。

 泡が流されていくと、艶やかな肌が姿を現す。

 大振りで形の良い乳房が目の前に晒され、肌を伝う雫がミゲルの淫らな熱を煽っていく。

 仄かに上気した肌からなんともいえない良い香りが漂い、彼の性欲を増長する。

 ――水も滴るいい女とはよく言ったもんだ。

 そんな様子でミゲルはふっと微笑んだ。

 その間にマリアはお湯に身を沈めて、ほうと一息ついていた。

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吸血鬼と不良神父~
~桜猫*日和~