★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

殺したいのに殺せない相手4

各話:表紙

「ん……っ」

 くすぐったいのと気持ちいいのとで、マリアは小さく喘いだ。

 そのままミゲルの両手はマリアの白い太腿をやさしく包み込む。

 理由があるとはいえ――無理やり抱かれている状況なのに、まるで愛おしむような触れ方に、少し切なくなる。

 ミゲルはマリアの腰を抱きかかえ自分の方へ引き寄せると、そっと中心に顔を埋める。

 そして彼女の秘所を潤すべく、唾液をたっぷりと絡めた舌で赤く色づいた花弁をべろりと舐めあげた。

 生まれて初めて感じる舌の感触に一瞬混乱する。

 熱い舌の表面が秘裂を舐めるとそこが焼け付くような気がして、じんじんと痺れる感覚がした。

「ひあっ!? なに、して……ふあぁ……っ」

(嫌だ、なんでこんな……恥ずかしい! なんでいきなりそんなところを舐めることができるんだ! こいつは羞恥で私を殺す気なのか!?)

 知識としては十分すぎるほど知っているが、実際に性行為において自分がそうされると泣きたくなるほど恥ずかしかった。

 弱っていなければこの男の顔に蹴りを入れているところだ。

 しかも悔しいことに、恥ずかしい半面気持ちいいと感じてしまったことに、マリアの誇りが少なからず傷ついた。

「好い声で啼くんだな、もっと聞かせろよ」

 ふたたび肉厚の舌がマリアの両脚の奥の花弁を舐め上げていく。

 どこか挑発するような言葉とは裏腹に、もどかしいほどに丁寧でやさしい愛撫が続く。

 焦らすようにゆっくりと幾度となく舐めあげられる。

 くちゅり、といやらしい水音が積み重なり、その度に耳を塞ぎたくなりつつも、甘い快感が沸きあがりマリアの腰をビクビクと震わせる。

「や、やめ……ぁあっ、ゃん……あぁん、ダメ、よせ……っ」

 鼻にかかったような甘い声が喉を駆け上がるのを抑えることができず、悔しさにマリアの瞳が涙ににじむ。

 頭では嫌だ、駄目だとわかっているのに、体はミゲルの舌に翻弄されるばかりでどうにもならない。

(きっとこいつはこういうことが巧い部類に入るんだろう――だから、私がこの行為を気持ちいいと感じてしまうのは、不可抗力なんだ。……こいつの愛撫が巧すぎるんだ、きっと)

 意思を持った生き物のように自分の秘所を這いまわる舌が気持ち良くてたまらない。

 このままずっと舐められ続けたらおかしくなってしまいそうだ。

「反則だろ、そんな可愛い声だすのは……吸血鬼の分際で」

 この口の悪い神父は、言葉とは反対にマリアへの触れ方は、とてもやさしい。

 マリアの反応を見ながらゆっくりと焦らすように触れてくるのだ。

「だった、ら、やめ……ふぁ、ああぁっ……そこ、や……っ」

 ねっとりと花弁を舐めていた舌が、今度は掠めるようにマリアの薄皮に包まれた最も敏感な小さな芽に触れる。

 与えられる快感はさっきまでの比ではない。

 ちろちろと幾度となく舌先でやさしく撫でるように舐められると、勝手に腰がビクつき体の奥が一気に熱く疼く。

 熱いのは自分の体の芯なのか、ミゲルの熱い舌なのか、もう判断がつかない。

 ミゲルのぬるついた赤く熱い舌がねっとりと這い回るのが心地良くてたまらない。

(……ゲス神父のくせに、もっと乱暴にされると思ったのに……なんて……なんてやさしく触れてくるんだろう。人の純潔を奪おうとしているくせに……こんなの、まるで愛されているみたいじゃないか……錯覚しそうになってしまう。こんな下等生物が私の大切な部分に触れるなんて、ありえない……あんなに嫌だったのに……なんで……どうしてこんなに気持ちいいんだ)

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吸血鬼と不良神父~
~桜猫*日和~