★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

乾きと熱8

各話:表紙

 与えられる快感が跳ね上がり、マリアはイヤイヤと首を左右に振った。

 ミゲルが突き上げるたびに秘裂の上の小さな官能の芽も刺激されて、腰がガクガクと震えてしまう。

 いつの間にかお互いの全身も汗ばんでいて、ミゲルの汗混じりの体臭が余計にマリアを興奮させた。

 抗えない快感の中でミゲルを見つめれば、とろけるような笑みを向けられ、心を射抜かれてしまう。

(なっ、なんだというのだ……私と睦み合うのがそんなに嬉しいのか?)

「気持ちよさそうなアンタ見てると、滾る……けど、そろそろヤバイ」

 ミゲルはマリアの奥を穿ちながら、堪らなそうに熱い吐息を漏らす。

 マリアの中に入ってからずっと襞が絡みつき奥へ引き込もうとしてくるので、射精感を煽られて堪らないのだ。

 なりふりかまわず、亜麻色の髪を振り乱しながら一心不乱に自分を攻め立てるミゲルの匂い立つ色気に、マリアは目が釘付けになる。

 汗で額に髪が張り付き、こんなに荒々しいのにミゲルは獰猛な美しい獣のようだ。

 そんな男に抱かれているのかと思うと、マリアはなぜか嬉しくて無意識にミゲル自身を締め付けてしまう。

「……っ、ミゲル……なにか、くる……あ、ああぁ……っ――」

 逃げ出したくなるほどの快感がゾクゾクと背筋を駆け上がり、次の瞬間、マリアの目の前が白く弾けた。

「マリア……っ」

 先に達したマリアの背中に腕を回し抱きしめると、後に続くようにミゲルが熱い精を注ぎ込む。

 ここ数日我慢していたせいか、ドクドクと注がれた精液が二人の結合部からも溢れ出て、お互いの下腹部をべっとりと濡らす。

 先に果てたマリアが脱力して、うっとりしていると、ミゲルが肌をピッタリとくっつけてきた。

 自分の柔らかな胸をミゲルの逞しい胸筋が押しつぶす。

 汗ばんだ肌は吸い付くように重なり、ミゲルの熱を伝えてくる。

 ただそれだけのことなのに、マリアは自分の奥深いところが彼を抱きしめるように締め付けるのがわかり、恥ずかしくてミゲルから顔を背けた。

「アンタは柔らかくていい匂いがして、いつまでも味わっていたくなるな。吸血鬼なんて、憎しみの対象でしかなかったってのに――」

 ミゲルは甘えるように、そっぽを向いて露わになったマリアの首筋に頬を擦り寄せる。

 それがくすぐったくてマリアは小さく喘ぐ。

「なあ、どうだった? オレがアンタのナカに注いだ精は」

 ミゲルに問いかけられて、初めてマリアは気づいた。

 判断が鈍るほど飢えていたのが嘘のように、全身がすっきりして活力が漲っている。

「体が楽になった……多分、絶好調だと思う……口から摂取するよりも効果が早いかもしれない」

 そこまで言ってマリアは顔が熱くなった。

(こ、これではまるで、毎回注いでくれと言っているみたいじゃないか! 違うんだ、そんなこと微塵も――)

「そりゃよかった。アンタがイクときの顔、すごくエロくて気持ちよさそうで最高に可愛かった」
「……っ、言うなっ! 別に気持ちよくなど……っ」

 明らかに動揺するマリアを見て、ミゲルがニヤリと笑う。

「なら、アンタが気持ちいいって認めるまで抱くけど、それでかまわないか?」
「ばっ、バカを言うなっ!」
「だって気持ちよくなかったんだろう? ならアンタが昇天するまで付き合ってやる」
「もうその口を閉じろッ!」

 

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吸血鬼と不良神父~
~桜猫*日和~