★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

乾きと熱7

各話:表紙

 ミゲルの口から熱い吐息が漏れる。

 迫りくる快感に必死に耐えているのだろう。

 それでもミゲルは繰り返しマリアを労るように頬に口づけ、痛みに耐える彼女の涙を唇で受け止める。

 そんなミゲルの気持ちが心に染み込んできて、マリアの胸が切なく甘く締めつけられる。

 耳朶を食まれると、痛みの中からわずかに快感が湧き上がってくる。

 マリアの体から少し力が抜けたのを感じ取ると、ミゲルはゆっくりと腰を進める。

 痛みがないわけではないが最初のような抵抗感はなく、マリアも大人しくそれを受け入れた。

 唇をミゲルの舌がなぞり、マリアは自然に口を開いた。

 何度か啄むようなキスをした後、ミゲルの真っ赤な舌が咥内に侵入してきた。

 相当我慢しているのか、ミゲルの舌は熱く、その動きは性急で荒々しい。

 マリアが欲しくて欲しくて堪らないのに、一気に奥まで行くことができないのがもどかしいといった様子だ。

 貪るようにマリアの舌をきつく絡め取り、吸い、咥内を蹂躙する。

(激しすぎて、息が……それにミゲルの、凄く熱い。熱いのか痛いのか、もうわからない……)

 まるで自分が食べられているよな錯覚に陥りそうな激しい口づけを受けながら、マリアは必死に息を吸う。

 息苦しさと熱さと痛みの奥からなにか別の感覚がせり上がってくる。

 痛いはずなのに自分の中がミゲルの熱源を締め付ける感覚だ。

「は……容赦ないな……、なあ、今、全部アンタのナカに入ったぜ」

 マリアの体の変化が中にいるミゲルには包み隠さず伝わってくる。

 自分を締めつけ始めたマリアを、ミゲルは堪らないといった様子で笑みを浮かべる。

「う、うそだ……私が人間の男なんかに……」
「認めろよ、現実を。オレをきつく咥えこんで放さないのはアンタのほうだろ?」

 ミゲルのストレートな物言いに、マリアの顔が羞恥にカッと熱くなる。

「ちがう……こんなの……」
「違わない。ほら……わかるだろ?」

 ミゲルは腰を押し付けるようにグリグリとゆっくり掻き回す。

「あっ、やん……やだ……変に、なる……っ」

 さっきまでは痛みしか感じなかったというのに、ゆるい刺激を与えられただけで、マリアの胎内は嬉しいとばかりにミゲルをきつく締めつけた。

 生まれて初めて感じる快感にマリアの目から生理的な涙が零れ落ちる。

 秘所が燃えるように熱くて、もっとと体の奥から切ない疼きを訴えてくる。

 もっとその刺激が欲しくて、マリアは焦れて身を捩る。

 強請るように勝手に体の奥から新たな蜜が溢れ、内腿を濡らした。

「変になっていいし、もっと……気持ちよくなるぜ?」

 過分に甘さを含む声で、耳元で囁かれるとゾクリとして腰が跳ねた。

 そのままミゲルに耳朶を甘噛みされると、マリアはもう完全に体から力が抜けてしまった。

「んんぅ……」

(なんで、どうして? いくら我が一族が快楽に弱いとは言え、こんな……気持ちいい、なんて――)

「観念したのか? そんなとろけた顔でオレを煽って……歯止めが利かなくなったらどうするかな」

 満足そうに微笑むと、ミゲルはゆるゆると腰を揺らし始める。

 十分すぎるほど潤った結合部から、くちゅ、と卑猥な音が上がる。

「あっ……ああぁ……」

 まだ緩やかな動きだというのに、ミゲルの熱で自分の中を何度も擦られると、マリアは喘ぐのを我慢できない。

 逃げたいと思う半面、もっとと思う自分もいてもどかしくて堪らない。

(ダメだ、気持ちいいなんて思ったら。これは……この男の精液から精気を得るためにやってるだけなんだ、だから……)

 心の中ではそう思いつつも、今のマリアは官能に溺れていた。

 与えられる快感にうっとりとして頬は薔薇色に染まり、艷やかな声を上げる唇は唾液で濡れている。

「マリア、もっと気持ちよくするから……アンタのいやらしい声、たくさん聞かせて」

 ミゲルの言葉とともに、一気に律動が激しくなる。

 ゆるやかだったソファの軋む音が加速して、熱い楔が容赦なくマリアの中を攻め立てる。

「やあぁっ、あっ……やだ……ダメ、そんな……ひ……ぁ……」

 

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吸血鬼と不良神父~
~桜猫*日和~