★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

神官長とラミレス2

各話表紙:聖女

「ううん。ラミレスと一緒でよかったって思いました。やっぱりラミレスは頼りになります」
「当然です。あなたのために私はいるんですから……さ、部屋につきましたよ」

 フィアーナの私室の扉を開けラミレスは中に入る。

 だが向かう先は椅子ではなく寝室だ。フィアーナはベッドの上にそっと下ろされた。

「お腹を見せてください」
「ええ」

 フィアーナは上着を脱ぐと、服の前を開き、白いお腹をラミレスの前に晒す。

 鳩尾の下辺りに手のひら大の大きな痣がある。

「こんなに大きかったんですね……喉のときは見えませんでしたから」

 くっきりと肌に浮かぶ痣は、見慣れてしまった硬貨大の痣よりかなり色が濃い。

「恥ずかしいでしょうが我慢してくださいね」

「わ、わかってます……あの、でも、この前みたいに…………お、おっぱい、揉んだりしないで……っ」

 喉を浄化されたときのことを思い出し、フィアーナは真っ赤になった。

 一生懸命言葉にして伝えたが、恥ずかしすぎて最後は涙目になってしまった。

 するとラミレスが額を押さえ、ふーっと長い吐息を吐き出した。

「せっかく抑えていたのに、なんでお前は俺を煽るんだ……」
「ええ!?」

(今日は大丈夫だと思ったのに、やっぱりブラックラミレスになっちゃうの!?)

「こんな滑らかな肌を目の前に、そんな誘うような顔で言われたら、俺の理性が吹き飛ぶだろう?」

 額から手を離し、顔を上げたラミレスの瞳の奥には情欲の炎が燃えている。

 ちょっとやそっとでは鎮火できそうにない。

「ご、ごめんなさい。理性を戻してくださいっ!」
「馬鹿が、それができたら苦労しないんだよ。大人しく俺の下で喘いでろ」
「そんな……きゃっ」

 あっという間にラミレスに押し倒されてしまった。

 すぐにラミレスの舌がお腹の痣に触れた。

「ぁん」

 フィアーナの口から思わず喘ぎが漏れる。ハッとして口を手で塞ぐが遅かった。

「気持ちいいなら我慢するな。俺もお前が感じてるほうが燃える」
「なに言ってるんですか! 燃えなくていいから浄化だけしてください!」
「断る」

 きっぱりと告げると、ラミレスはフィアーナの痣を焦らすように舐め上げる。

「あ、やぁ……っ、やめ……あぁん……」

 幾度となく肌の上をゆっくりと這う舌の感触が心地よくて、それから逃れようと身を捩る。

 しかし、ラミレスの手のひらが肌を掠めるように繊細に触れてきて、フィアーナは体に力が入らない。

 熱く湿った舌の表面が、ねっとりと痣の上を這う。

 そのたびに痛みが減り、快感が増す。

 素直なフィアーナの体は、ラミレスが触れるたびに敏感に反応する。

「痣を舐められるのが、そんなに気持ちいいか?」

 痣に舌を這わせながら見上げてきたラミレスは、ゾクリとするほど凄絶な色気を漂わせている。

 熱を孕んだ強烈な眼差しを向けられると、フィアーナの心臓がドクンと跳ねた。

 その熱い瞳に見つめられるだけで恥ずかしくてたまらない。

「いや、見ないで……」
(こんないやらしい顔になってるわたしをラミレスに見られるなんて、恥ずかしすぎる……!)

 思い切り頬を火照らせ、瞳を快感の涙で潤ませたフィアーナは、そんな自分がさらにラミレスを興奮させることを理解していない。

「お前が可愛すぎて目が逸らせないんだ、諦めろ」

 ラミレスはふっと微笑むと、フィアーナの肌を吸った。

「あぁんっ、は……あぁ……っ」

 肌を吸われただけでフィアーナの腰が震えた。もう体から完全に力が抜けてしまった。

 それからフィアーナは腹部の大きな痣と、ほかにできた小さな痣の浄化が済むまで、ラミレスから執拗な愛撫を受けたのだった。

 

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癒やしの聖女は~
~桜猫*日和~