★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

進行する不安2

各話表紙:聖女

「せっかく感じているのに我慢するな、もったいない」

 唇が肌に触れたまま喋られると、ラミレスの熱い吐息が肌に触れて、ゾクリと甘い痺れが一気に腰まで駆け下りた。

「だ、め……早く、済ませて……」
「それはお前の痣に言うんだな。色が薄くなったとはいえ、もう少し時間がかかる」

 再びラミレスの舌が、敏感にされてしまった喉をゆっくりと這う。

「ん……ふ……っ」

(だめ……なんでこんなに気持ちいいの? ただ喉を舐められてるだけじゃない……これは浄化のためなんだから、感じちゃダメ……)

「変なところで頑固だな、素直になれ」

 椅子に置かれていたラミレスの手が、フィアーナの背中をそっと撫であげ、その指先が掠めるようにうなじを撫でた。

「ひうっ……なに、するの……っ」
「気持ちいいクセに、快感を押し殺すからだ。俺はもっとお前の声が聞きたい」

 フィアーナの喉元に顔を埋めたまま、ラミレスは聖衣の上から彼女の胸のいただきを人差し指で押した。

 そのままやわらかな乳房に埋めるように押し込んでいく。

「あっ、や……あぁ……」

 浄化とはまったく関係のない部分に触れられ、フィアーナの喉から濡れた声がせり上がる。

「やっと少し素直になったか」

 ラミレスは一旦胸から手を離すと、フィアーナの胸元のボタンを一つずつ外し、大きく広げた。

 フィアーナの胸元が外気にさらされる。

 火照った体に心地よいとフィアーナは思ってしまった。

 そう思った瞬間、ラミレスの大きな手で両方の乳房をすくうように包み込まれた。

 熱い手のひらが下着の中に滑り込み、やわやわと揉み込まれる。

「やん、ラミレス……だめ……ラミレスぅ……っ」

 いけないとわかっているのに、フィアーナはラミレスに触れられて嬉しいと感じてしまう。

 先程までは立っていることさえ、つらかったのが嘘のようだ。

 今のフィアーナには気持ちよさしかない。

「全部俺のせいにして、今は快感に浸ってろ」
「はぁんっ」

 両方の乳首を同時にキュッと摘まれ、フィアーナは完全に喘いでしまった。

(こんなのだめ、だめなのに。まだ午後のお務めも残ってるのに……体が火照ってたまらない。もっとあなたを感じていたい――)

 フィアーナが困惑しながらも熱く潤んだ瞳を向けると、ラミレスが極上の笑みを浮かべる。

「ああ、本当にお前は可愛いな……俺の愛撫でそんな蕩けそうになって。このまま最後まで抱いてしまおうか……」

 耳に響く甘い声に、それもいいかもしれないと流されそうになりながら、フィアーナはいけないと思い留まる。

 カリ、と乳首を甘噛みされるとビクッと腰が跳ねた。

「あんっ、だ、めぇ……っ、浄化……浄化、して……っ」

 ここで踏みとどまらなければ、取り返しがつかないと思い、フィアーナは必死に声を振り絞って伝えた。

「浄化もしてるだろ?」

 やれやれといった様子だが、フィアーナに触れていくらか満足したのか、ラミレスは最後にもう一度、痣に舌を這わせた。

 すると痣が透明になり淡い光を放ち、すうっと消えた。

「……はあっ……」

 ようやく浄化が終わり、解放されたフィアーナは呼吸を整える。

 快感を与えられた肌からは未だ赤みが引かず、恥ずかしい気持ちのまま乱れた衣服を整えた。

「こんなのは浄化と言いませんっ」

 どうにも恥ずかしく、また今後のためにラミレスにフィアーナは、きっぱりと意見を述べた。

 しかしラミレスは少しも反省していないようで、返ってきた言葉がこれだ。

「聖女のくせにエロいお前が悪い」

 さらに彼は――。

「さ、浄化も済みましたし、お昼にしましょう」

 一瞬でブラックラミレスからいつもの彼に戻り、いけしゃあしゃあとそう答えたのだった。

 

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癒やしの聖女は~
~桜猫*日和~