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感じてしまう浄化

各話表紙:聖女 癒やしの聖女は~

「ラミレス、もう平気ですから……自分でもわかってるんです、あなたに依存してるって……」

 フィアーナは涙が止まると、目元を朱に染めながら、やんわりとラミレスの顔を右手で遮る。

「それのなにが悪い。俺なしでは生きられなくなればいい」

 蜂蜜にさらに砂糖を溶かし込んだような、甘い甘い笑みがフィアーナに向けられる。

 甘すぎて中毒になりそうなラミレスの笑みに、フィアーナはうっかり返事をしそうになり焦る。

「な、なに怖いこと言ってるんですか! それより浄化を進めてもらっていいですか?」
「ああ、そうだったな。お前が歩けなくなったら大変だ」

 ラミレスは少し移動すると、フィアーナの膝から下に向かって再び浄化をはじめる。

 熱く湿った舌が肌を這うたび、徐々に不気味な痣が薄くなっていく。

 それに伴いフィアーナの足に感覚が戻ってくる。

 繰り返し肌を舐められていると、たまにくすぐったかったり、気持ちよかったりして、背徳感からフィアーナは頬を赤らめた。

(いくら浄化のためだからって、こんなのやっぱり恥ずかしい……ラミレスは平気そうだけど……さっきから頬が熱くてたまらない。お水を飲んだら少しは冷めるかしら?)

 ベッドの横にあるサイドテーブルにちょうど水とコップが置いてある。

 浄化中のラミレスを邪魔してはいけないと、フィアーナはそっと水の入った硝子の瓶を手にとった。次はコップだ。

(よし、届いた!)

 フィアーナがコップを手にしたとき、ちょうどラミレスにふくらはぎを甘噛みされた。

「きゃっ」

 不意のことに驚いたフィアーナは、水の入った瓶を胸のあたりで落としてしまった。

 こぼれた水はフィアーナの胸元をぐっしょりと濡らすこととなった。

「大丈夫か? 言えば俺が水くらい飲ませてやるのに」
「つめたい……」
「脱ぐしかないな」
「え……」
「濡れた服のままでいるわけにもいかないだろう。脱がしてやる」
「……はい」

 浄化が済んでいないフィアーナは、まだ体が重怠くうまく動かすことができない。

 なのでラミレスに頼るしかなかった。

 ラミレスの手が胸元に伸び、ボタンを一つ一つ外し、聖衣を脱がす。

 フィアーナの世話が手慣れているせいか、すぐに下着にされてしまった。

 それからラミレスはタオルを持ってきてくれた。

「ほら、タオルだ。これで隠しておけば恥ずかしくないだろう」
「ありがとう……」

 どうにも恥ずかしくて、フィアーナはラミレスに渡されたタオルを胸元でギュッと握りしめる。

 数枚重ね着をしていたせいか、下着までは濡れていなかった。

 だが、結果的に下着姿になってしまった。

 このままシーツの下に隠れてしまいたいとフィアーナは思う。

(わたしは一体、あとどれだけラミレスに我慢を強いることになるのかしら……いつまで、聖女でいればいいの――?)

 ラミレスに視線を移せば、彼はフィアーナのふくらはぎから足首に赤い舌を這わせている。

 自分が下着姿だということと、ラミレスのような綺麗な男に肌を舐められている事実が恥ずかしくてたまらない。

(少しはラミレスも恥じらえばいいんです……いつもわたしばっかり……)

 膝から下はほどんど痣がわからなくなり、足の指を残すだけになった。

 しかし、ラミレスが足の指を舐めると、フィアーナは小さな悲鳴を上げた。

「あっ、まって、ラミレス! くすぐったい……っ」
「そのうち慣れる」
「あぁんっ……やぁっ……あ……」

 ただ指の表面だけ舐めるだけならまだしも、ラミレスはフィアーナの足の指を口に含んだ。

 肉厚の舌が肌に絡み、指の付け根をくすぐった。

 初めて感じる感覚にフィアーナの瞳は熱く潤む。

「お前は手の指も足の指も感じるんだな」
「これは、ラミレスがいやらしい舐め方をするから……!」

 どこか嬉しそうに言われ、フィアーナは照れ隠しに少しだけラミレスを責めた。

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癒やしの聖女は~
~桜猫*日和~