★2/15:雑記更新 ・「嘘つき聖女候補~」と「座学の女王さま~」をメインに更新中。

愛おしくてたまらない2

各話表紙:聖女

(さっきから、胸ばっかり……)

 そうなのだ。

 ラミレスは湯に入ってから、フィアーナの胸以外に触れてこない。

 それがフィアーナには、かなりもどかしい。

 その間にも、下半身はうずうずしてフィアーナは度々身を捩る。

「フィアーナ、わかってますよ。先程から、ずっと焦れているでしょう?」
「だって……」
「はい、なんでも言ってください」

 待ってましたと言わんばかりに、ラミレスは微笑んだ。

「……ずるいです……わかっててやってるくせに」
「すみません。焦れているあなたが、あんまり可愛かったので、堪能していました」
「そういうラミレスだって……」

(さっきからずっと、硬いものが腰に当たってる……)

「ずっとあなたに焦がれてきましたからね。この前やっと一つになれたと思ったのに、牢に入ることでまたお預けを喰らいましたからね。正直、あなたに襲いかからない自分を褒めてあげたいところです」

 ラミレスにギュッと抱きしめられる。

 胸が押しつぶされて少し息苦しいが、こんなに愛されているのだと思うと、フィアーナは抵抗する気にならなかった。

「ラミレスは本当に、わたしでいいの? ラミレスが若い子たちにモテることくらい、わたしも知っています。もっと魅力的な人がほかにたくさんいるのに……」

「愚問ですね。私が命がけであなたを愛していることは、あなたが一番良くご存知でしょう?」

「大神官になったラミレスを見ていたら、もうわたしの手の届かない人になってしまった気がして……だって、わたしはもう、ただの娘なんだもの」

「些細なことです。聖女の肩書きがなくなったところで、あなたの価値は変わりません。私にとってはこの世で最も愛しい女性ですよ」

 ラミレスの唇が、そっとフィアーナの頬に触れる。

 やわらかな唇から愛情が伝わってくるような気がする。

「でも本当に夢みたい……」
「あなたが信じられるまで、なんどでも伝えます。毎日愛を伝えますし、肌も重ねましょう」
「はい……」

 自分をすっぽりと包み込むような声でささやかれ、フィアーナはうっとりしながら返事をする。

「子供もたくさんつくりましょう」
「たくさんって……」
「五人くらいほしいです」
「そんなに!?」
「はい。あなたと私の子供なら、きっといい子に育ちますよ」

 ラミレスはにっこりと笑みを浮かべた。

「そりゃあ、ラミレスに似たら頭も良くていい子に育ちそうですけど……ご、五人は多いような……」
「あくまでも希望ですよ。こういうのは天からの授かりものと言いますからね」
「そうですね」

 ラミレスが甘えるように頬擦りしてきて、その肌の心地よさにフィアーナは目を閉じる。

 しかし、彼女がその感触に浸る時間は与えられない。

「あっ……ちょ、ラミレス……」
「励まなくてはね、フィアーナ」

 腰が砕けるようないい声でささやかれたかと思うと、それまで止まっていたラミレスの手が、フィアーナの秘所をゆるゆると愛撫しはじめた。

「あ……やん……せっかく、収まってきてたのに……っ」

「私がこのまま済ませるはずがないでしょう? とはいえ、少しのぼせてきましたね。ベッドに行きましょうか」

「い、いじわるだわ……」

 せっかく鎮火していた性欲を煽られ、フィアーナは恨みがましい視線をラミレスに向けた。

 

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癒やしの聖女は~
~桜猫*日和~